高熊古墳
高熊古墳はいまだ謎の多い古墳で現在も調査が進められており、地元の人からは塚山とも呼ばれています。この古墳は1550年ほど前に作られた前方後円墳だと考えられています。古墳の大きさは元々70m程度の規模であったといわれていますが、現在では古墳の周囲が削られており、実際にはどのくらいの規模であったのか謎につつまれています。古墳の歴史等を明らかにする出土品などはまだほとんど見つかっておらず、これからも懸命な調査が必要です。この古墳の近くには高熊2号墳もあります。地元ではマツヅカ、マルツカ、マロツカなどと呼ばれています。高熊古墳と比べると小さな古墳で、直径20m程度の円墳です。この古墳からは鉄製の甲冑や刀剣、豪華な副葬品なども見つかったといわれています。この甲冑、刀剣は大変状態も良く、熊本の歴史を明らかにする貴重なものだと考えられています。