円台寺石造笠塔婆
円台寺(産交バス 菱形小学校下車徒歩約10分 産交バス『山北経由玉名行』円台寺停徒歩約5分)
円台寺の石造笠塔婆は2基あり、一基は1193年(建久4年)に、もう一基は1196年(建久7年)に建てられました。前者は、笠、相輪を失なった塔身だけが残っており、高さは88cmの小さなもので、建久3年12月28日、15才という若さで亡くなった弥朗の霊を弔うために、建久4年2月15日に建てられたものです。後者も、同じような形の塔ですが、頂部に笠と相輪が乗っています。しかし、笠と相輪は後世に乗せられたもので、元から有った部分は塔身のみとなっています。後者の塔は、入寂した学法房僧某のために建立したものであるといわれています。このは1965(昭和40)年、県指定文化財に認定されました。