滴水のイチョウ



滴水(JR鹿児島本線植木駅から北へ2km)

遠くからでも確認できるほど大きな滴水のイチョウは県指定の天然記念物に指定されています。幹周りは14メートルもあり、樹齢500年といわれています。昔は龍雲庵という寺があり、現在でも樹下に阿弥陀堂が建っています。この樹は5本もの雄株が集合してここまで大きく成長したもので、一見すると普通のイチョウの外見とは違い複雑な形になっています。このイチョウは平家落人の墓標として植えられたと伝えられています。また、数百年前、ある男がこのイチョウの木を切り倒す話をしたところ、大銀杏の主である白蛇が美しい女性に身を変え、この大銀杏を切らないで欲しいと哀願したという伝説や、夜間に拍子木が鳴ったという伝説も残っています。


カテゴリー:史跡,観光情報

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