味取観音



味取(国道3号線植木ICから熊本方面へ進み、最初の交差点近く)

種田 山頭火

味取観音は国道3号線の植木インターチェンジから熊本方面に向かった最初の信号交差点の所にあります。
小野泉水公園と並んで付近の幼稚園や小学校の遠足ポイントの一つになっています。
本堂は小高い山の上にあり、多くの木々に囲まれ、とても国道3号線が側を通っているようには感じられません。
また、この味取観音は山頭火の居留地跡としても知られています。

山頭火は本名を種田正一といい、明治15年に山口県の防府市に生まれました。
早稲田大学文科を中退し、父と共に家業に従事しましたが失敗。ここから山頭火の流浪の生涯が始まりました。
大正5年、山頭火が35歳の時に熊本に来ました。家業も省みず、奔放な酒びたりの日々を送っていた大正13年、出家して禅僧となりました。
大正14年に味取観音の堂守となり、読経と句を詠む生活を送るようになったと云われています。
「松はみな枝垂れて南無観世音」と詠んだ句は句碑として境内に建てられています。
日本の俳句史上特異な存在として知られています。



カテゴリー:史跡,観光情報

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